徳島県上勝町。
葉っぱビジネスとゼロウエイストで、近年世界的に注目を集めている、四国一小さな町です。
見学に行きたいなと以前から思っていたところ、
タイミングよく、三ノ宮駅発のSDGsバスツアーを見つけて申し込みました。
ツアーの参加者は、名古屋から、岡山から、新潟から、埼玉から、など関西圏以外の方が多く、
関心の高さがうかがえます。
◎葉っぱビジネス
https://www.bbc.com/future/article/20191111-a-shrinking-town-with-big-ambitions
A shrinking town with big ambitions
BBCで紹介されたこの動画でお話されている、CEOの横石さんと、実際に仕事をされている西蔭さんに
直接お話を聞くことができました。
年収一千万円を超える方もいらっしゃるとか。
指示待ちではなく、自分で戦略を練って自己判断する働き方です。
タブレットやPCなど最新技術もスピード感を持って使いこなします。
◎ゼロウエイスト
Japan’s Town With No Waste
上勝町ではリサイクル率80%を超え、2020年にはゴミをゼロにすることを宣言しています。
「分ければ資源、混ぜればごみ!」ーゴミの分別は45分別。
収集車は走っておらず、町民がゴミステーションに持ち込む形で堆肥化や資源化に成功しています。
実際に訪れてみると、吸い込む空気、見える景色、距離感、人々の表情などの感覚的な情報が付け加えられて、
ただ読んだり映像で見たりするのとは印象が変わりますね。
また、町長さんとも直接お話できたり、役場の方からもしっかりとお話を伺うことができました。
男尊女卑のひどかった地域で女性と高齢者がビジネスで活躍することで、生きる意味や社会的な居場所を得る、
それが毎日の張り合いになって、病気が減り老人ホームがなくなった・・・
そんな話を伺いました。
ゼロウエイストが世界的に認知され、ゴミの45分別も、町の誇りと感じれば、取り組み方にも熱が入ります。
美しいゴミステーションが新たに建設中でした。
上勝のこのふたつの取り組みは、
窮地を必死の想いで打開して得た成功です。
「まねごとをするのはあかん」
「逃げずに向かっていく」
「好きなことをやったら窮地をくつがえせる」
「できない理由を言う方が簡単で、言い訳するとできないけど、実はたいがいのことはできる」
小さな実績を懸命に積み上げて必死に前に進んできたこそなんだろうと 私は感じました。
「誰ひとり取り残さない」社会を目指すSDGs。
上勝町だからこそ、この意味を深く伝える役割が、そこにあるのだろうなと思います。
年間2000人から3000人の視察者や 100人以上のインターンがやってくる上勝町。
いただいたご飯はどれもこれも美味しく、(特に椎茸!!!)
ぜひいちど、観光に視察にインターンに、足を運んでみてください。
森の匂い、透明さを 全身で味わって、
なにかを感じていただけると思います。
(12月6日のSocialわにえいごで、
この上勝町SDGs視察ツアーについても 少し触れる予定です😊。)